精油の効能と成分 (メントール)
おはようございます。
H&カンパニー 石川です。
医療アロマを基軸に、医療機関でのアロマテラピー導入のお手伝いをしている弊社H&カンパニー。
弊社オリジナル商品「amurôme(アミュローム)」ロールオンフレグランスは、相談薬局様、医院様などにもお取り扱いをいただいております。
漢方の横に並ぶアミュローム。
そして、お取扱店の皆様には、「アミュローム通信」を発行しております。
薬局、医院などの医療機関、または介護施設でアロマテラピーを取り入れていただく際、最も危惧されることに
「アロマテラピーが良いのはわかるけれど、何が良いのか実際よくわからないから...」
「精油の知識がないから...」
「使い方が良くわからないから...」
「安全性が気になる...」
といった導入時の不安や懸念があります。
そういった問題を解決し、安心してお客様におすすめいただくために、この「アミュローム通信」では専門の情報をお伝えしていこうと考えています。
今回は、Reflesh Breeze(リフレッシュブリーズ)にもCalm Song(カームソング)にも使われているミント類に含まれる「メントール」について特集しています。
ここから少しピックアップしてご説明しますと...
「amurôme(アミュローム)」のReflesh Breeze(リフレッシュブリーズ)には、和ハッカ(日本薄荷)とペパーミントがブレンドされています。
この2種類を使用し、かつ適切な割合でブレンドしているのには意味もあるのですが、この両方のメインとなる成分に「メントール」があります。
メントールは医薬品としても使用されている、とてもポピュラーな成分です。
その鎮痛作用、冷感作用、血管拡張作用から外用薬の多くに使用されています。
実際、私も薬局製剤でインドメタシン外用液を作る際に、ℓ-メントールを使っていました。
氷柱のようなとてもきれいな結晶をしています。
作った外用液にふれるとす~~っと清涼感を感じます。
メントールの冷感効果は、実際の冷却効果ではなく、冷感を引き起こす受容体チャネルを刺激することによります。
「アミュローム通信」には、これらの温度感受性のある受容体のお話やカプサイシン、ユーカリプトールなどもこういった作用があることなど、またオピオイド受容体を介した鎮痛作用の話などを掲載しています。
よくペパーミントにおいては、ケトン類であるメントールとメントンの成分から神経毒性が取り沙汰されます。
しかし、amurôme(アミュローム)の濃度の吸入と塗布として使う場合の安全性については、メントール濃度から考えると、危険なレベルに達するとはまず考えられません(『Essential Oil Safety(精油の安全性ガイド)』(ロバート・ティスランド、トニー・バラシュ 著)参照)。
メントールの安全性については、ℓ-メントールが歯磨き、ガム、リップクリーム、咳止め、口中清涼剤、たばこ、かゆみ止め、湿布薬に広く使われていることからも明らかですが、外用薬に配合されたメントールは、それ自体の鎮痛作用よりも局所血管拡張作用による薬剤の消炎鎮痛効果を増強する役割の方が多いと考えられます。
こういった薬剤も含めたお話を載せつつ、あたらしい医療用のパップ剤の話を引き合いに、メントールだけを配合した場合と、ハッカ(ミント)そのものを使用した違いを書こうと思ったのですが...。
メントールの情報が多すぎて、スペース上、また次回に...となってしまいました。
お取扱店さまには、また次号をお楽しみにしていただこうと思います。
まだまだ、精油の成分、効能、安全性、使用法などについて、お伝えしたいことがたくさんありますので、少しずつ通信に掲載し、お取扱いいただいている医療機関様等にお伝えしていく予定です。
そして、これらに関連して、来る10月9日(日)、名古屋駅前のウインクあいちにて、『精油事典』も監修されている三上杏平先生の講座を開催いたします。
http://h4andcompany.blog.fc2.com/blog-entry-47.html
アロマの世界では知らない人はいない、専門の先生による精油のお話を東海地方で聞ける貴重な機会です。
「これからアロマテラピーを導入していこう」とお考えの医療従事者の方に向けても、お話していただく予定です。
こちらもご興味がありましたら是非ご参加ください。
◆H&カンパニー「amurôme(アミュローム)」ロールオンフレグランスは好評発売中です。
単なるフレグランスを超えて多くの方にご愛用いただいている、医療アロマ・ハーブを標榜するH&カンパニーだからこその「amurôme(アミュローム)」です。
お買い求めは、お取り扱い店より、又はインターネットでの購入ご希望の方は、弊社唯一の公認ECサイト http://amurome.net/からどうぞ。
「amurôme(アミュローム)」お取り扱いについて、または医療アロマプロデュースについてのお問合せ、ご相談はこちらまでお気軽に。
http://eichiand.com/#contact
◆その他 H&カンパニー主催講座
■医療向けアロマ・ハーブ講座 アロマ基礎講座
2017年早々 開催予定
現代社会の経済市場における代替医療の展望と可能性を踏まえ、医療関係者及びセラピストでメディカルなアロマ・ハーブの導入を目指す方向けの講座です。
この基礎講座を修了された方は、次のステップの疾患別アロマ(アドバンス)講座に参加可能となります。
前回の開催レポートはこちらから→http://h4andcompany.blog.fc2.com/blog-entry-37.html
弊社「艸楽(そうらく)プロジェクト」についてはこちらをご覧ください。
http://eichiand.com/project.html
■「講座ラボ」事業「女性講師のための魅力発信講座」
12月7日(水)開催 「セラピストの学校」×「株式会社H&カンパニー」共催企画
「プロフェッショナルのための講師力一日集中講座」
今回は、弊社の「女性講師のための魅力発信講座」第一回の講師をお願いした谷口晋一先生が校長を務められる「セラピストの学校」との共同企画!
今回はセラピストに限らず、また男女問わず、あらゆる業界でプロフェッショナルとして活躍する方が「講師」としての役割を担う場面で必要とされるチカラについて、少人数限定で磨きをかけていこうという一日集中講座です。
様々な業界やスタイルでの講師活動を互いに知り学ぶことで、今後の大きなヒントが得られることと思います。
またこの講座は、これからスタートという方はもちろん、既に講師経験がある、及びバリバリ活躍されていて既にご自身の「講義スタイル」をお持ちの先生方、お待ちしています。
ベテランであればあるほど、講座テーマの専門的内容以外の部分の「振り返り」は、多忙も手伝ってなかなか難しいもの。
是非この一日を、ご自身の魅力を更に増していくためのきっかけにしていただければと思います。
詳細は近日公開予定!!
今後の弊社 各種講座についてお問合せはこちら→ http://eichiand.com/index.html#contact
H&カンパニー 石川です。
医療アロマを基軸に、医療機関でのアロマテラピー導入のお手伝いをしている弊社H&カンパニー。
弊社オリジナル商品「amurôme(アミュローム)」ロールオンフレグランスは、相談薬局様、医院様などにもお取り扱いをいただいております。
漢方の横に並ぶアミュローム。
そして、お取扱店の皆様には、「アミュローム通信」を発行しております。
薬局、医院などの医療機関、または介護施設でアロマテラピーを取り入れていただく際、最も危惧されることに
「アロマテラピーが良いのはわかるけれど、何が良いのか実際よくわからないから...」
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「安全性が気になる...」
といった導入時の不安や懸念があります。
そういった問題を解決し、安心してお客様におすすめいただくために、この「アミュローム通信」では専門の情報をお伝えしていこうと考えています。
今回は、Reflesh Breeze(リフレッシュブリーズ)にもCalm Song(カームソング)にも使われているミント類に含まれる「メントール」について特集しています。
ここから少しピックアップしてご説明しますと...
「amurôme(アミュローム)」のReflesh Breeze(リフレッシュブリーズ)には、和ハッカ(日本薄荷)とペパーミントがブレンドされています。
この2種類を使用し、かつ適切な割合でブレンドしているのには意味もあるのですが、この両方のメインとなる成分に「メントール」があります。
メントールは医薬品としても使用されている、とてもポピュラーな成分です。
その鎮痛作用、冷感作用、血管拡張作用から外用薬の多くに使用されています。
実際、私も薬局製剤でインドメタシン外用液を作る際に、ℓ-メントールを使っていました。
氷柱のようなとてもきれいな結晶をしています。
作った外用液にふれるとす~~っと清涼感を感じます。
メントールの冷感効果は、実際の冷却効果ではなく、冷感を引き起こす受容体チャネルを刺激することによります。
「アミュローム通信」には、これらの温度感受性のある受容体のお話やカプサイシン、ユーカリプトールなどもこういった作用があることなど、またオピオイド受容体を介した鎮痛作用の話などを掲載しています。
よくペパーミントにおいては、ケトン類であるメントールとメントンの成分から神経毒性が取り沙汰されます。
しかし、amurôme(アミュローム)の濃度の吸入と塗布として使う場合の安全性については、メントール濃度から考えると、危険なレベルに達するとはまず考えられません(『Essential Oil Safety(精油の安全性ガイド)』(ロバート・ティスランド、トニー・バラシュ 著)参照)。
メントールの安全性については、ℓ-メントールが歯磨き、ガム、リップクリーム、咳止め、口中清涼剤、たばこ、かゆみ止め、湿布薬に広く使われていることからも明らかですが、外用薬に配合されたメントールは、それ自体の鎮痛作用よりも局所血管拡張作用による薬剤の消炎鎮痛効果を増強する役割の方が多いと考えられます。
こういった薬剤も含めたお話を載せつつ、あたらしい医療用のパップ剤の話を引き合いに、メントールだけを配合した場合と、ハッカ(ミント)そのものを使用した違いを書こうと思ったのですが...。
メントールの情報が多すぎて、スペース上、また次回に...となってしまいました。
お取扱店さまには、また次号をお楽しみにしていただこうと思います。
まだまだ、精油の成分、効能、安全性、使用法などについて、お伝えしたいことがたくさんありますので、少しずつ通信に掲載し、お取扱いいただいている医療機関様等にお伝えしていく予定です。
そして、これらに関連して、来る10月9日(日)、名古屋駅前のウインクあいちにて、『精油事典』も監修されている三上杏平先生の講座を開催いたします。
http://h4andcompany.blog.fc2.com/blog-entry-47.html
アロマの世界では知らない人はいない、専門の先生による精油のお話を東海地方で聞ける貴重な機会です。
「これからアロマテラピーを導入していこう」とお考えの医療従事者の方に向けても、お話していただく予定です。
こちらもご興味がありましたら是非ご参加ください。
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お買い求めは、お取り扱い店より、又はインターネットでの購入ご希望の方は、弊社唯一の公認ECサイト http://amurome.net/からどうぞ。
「amurôme(アミュローム)」お取り扱いについて、または医療アロマプロデュースについてのお問合せ、ご相談はこちらまでお気軽に。
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◆その他 H&カンパニー主催講座
■医療向けアロマ・ハーブ講座 アロマ基礎講座
2017年早々 開催予定
現代社会の経済市場における代替医療の展望と可能性を踏まえ、医療関係者及びセラピストでメディカルなアロマ・ハーブの導入を目指す方向けの講座です。
この基礎講座を修了された方は、次のステップの疾患別アロマ(アドバンス)講座に参加可能となります。
前回の開催レポートはこちらから→http://h4andcompany.blog.fc2.com/blog-entry-37.html
弊社「艸楽(そうらく)プロジェクト」についてはこちらをご覧ください。
http://eichiand.com/project.html
■「講座ラボ」事業「女性講師のための魅力発信講座」
12月7日(水)開催 「セラピストの学校」×「株式会社H&カンパニー」共催企画
「プロフェッショナルのための講師力一日集中講座」
今回は、弊社の「女性講師のための魅力発信講座」第一回の講師をお願いした谷口晋一先生が校長を務められる「セラピストの学校」との共同企画!
今回はセラピストに限らず、また男女問わず、あらゆる業界でプロフェッショナルとして活躍する方が「講師」としての役割を担う場面で必要とされるチカラについて、少人数限定で磨きをかけていこうという一日集中講座です。
様々な業界やスタイルでの講師活動を互いに知り学ぶことで、今後の大きなヒントが得られることと思います。
またこの講座は、これからスタートという方はもちろん、既に講師経験がある、及びバリバリ活躍されていて既にご自身の「講義スタイル」をお持ちの先生方、お待ちしています。
ベテランであればあるほど、講座テーマの専門的内容以外の部分の「振り返り」は、多忙も手伝ってなかなか難しいもの。
是非この一日を、ご自身の魅力を更に増していくためのきっかけにしていただければと思います。
詳細は近日公開予定!!
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